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庄司さん似顔絵 下田常三画

  庄司 雄一郎(しょうじ ゆういちろう)
      


               「最高の一瞬は神のお示し」


ダイアモンド富士


マッターホルン

同じ時間帯に同じ場所へ何日も通う。レンタカーを自分で運転し、民宿のような所や山小屋などに泊まる。写真家・庄司雄一郎さんは、撮影旅行に1か月位かける。風景写真が多いが、一日のどの時間帯が良いか、狙った場面の状態はどうか、空に雲があるかないか、雲の色も刻々と変わるが、常にベストの状態を求める。そのためには、日の出の時間などを調べて予め撮影プランを立てる。最高の状態は何回かあるが、その瞬間はまさに神のお示しで、それをカメラに捉えるために出かけて行く。
稲村ケ崎のダイアモンド富士は、10年に1回位のチャンスに恵まれた。


撮影の場面としては、ヨーロッパが主体だ。モンブランなどスイス・アルプスの山々、スペインではマヨルカ島の修道院の大聖堂、白一色のカサブランカの街、何キロも続くひまわりの畑、大好きな国ポルトガルではソーセージの市場や海岸線の街などを撮り続けた。その集大成が2冊の写真集となった。2009年のことだった。ほとんどがフィルム写真で、ぴったりと焦点を合わせた鮮明でカチンとした映像が多い。

庄司さんは、偶然の一瞬を撮るというより、計画を立てて求めた光景と対峙する。だから、いつもカメラを持ち歩くということはしない。写真を撮ろうと決意した時だけしか撮らない。山を撮るのが好きだが、誰でも知っている富士山よりむしろ4000メートル級のスイス・アルプスが気に入っている。それも下から撮るのではなく3000メートル位登って撮る。そうしてできた作品は、いくつかの世界的な、または全国的なコンテストで金賞などの賞を取っている。そして、2014年には3度目の個展を開いた。

庄司さんは、山形のご出身で、高校時代に写真部に入り、この道を歩き始めて65年程になる。写真を撮り続けた歳月は「楽しかった」と振り返る。技術屋としての仕事を58歳で早期退職してから、本格的に写真の道を深めた。数多くの写真関係の雑誌にも作品を載せて来た。ご自分ではセミプロだと言う。写真で生活したわけではないためだそうだ。

また、ボランティア活動として、教養センターで写真教室を開いて13年になる。受講生との質疑応答が楽しいと言う。教える立場として、断片的ではなく系統立てて説明できるようにと、プロの写真家に2年間弟子入りしたこともある。今泉台では、文化祭に毎回作品を出品している。

現在凝っているのは、アラスカ、カナダでのオーロラの撮影だそうだ。7色の虹の色を写真に撮るのは簡単ではないが、これを極めたいということだ。そして、どこに行っても自分で運転したいと、毎年、車の国際免許を更新している。こうして庄司さんは、年齢など関係なく、今も夢を膨らませていらっしゃる。
                               (2015年12月)



 









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