藤岡さん似顔絵 下田常三画 |
藤岡清子(ふじおかきよこ)さん |
今泉台町内会のホームページの中に「季節のアルバム 鳥シリーズ」があります。この「鳥」の写真を提供されているのが藤岡さんです。
藤岡さんの生活の中心にあるのは音楽とカメラ。小学5年の時にピアノを習い始め、中学高校では合唱部に所属、NHKの合唱コンクール関東代表に選ばれた経験もあったそうだ。横浜国大音楽科(ピアノ専攻)を卒業後は音楽の先生となられた。今泉台への引越しを機に退職し、2人の息子さんをはじめ、多くの生徒さんにピアノを教えられた。「毎年のピアノ発表会は実に楽しく、良い思い出です。」と語られる。現在は中学3年のお孫さん(男子)に教えている。今年の校内の音楽会で、伴奏者賞を受賞したとの報告には胸が熱くなったそうだ。
音楽が大好きで、大船ファミリーコーラスではピアノ伴奏を40年間担当されている。
「楽譜をしっかり読み正確に練習することを心がけています。特にリズムの取り方には注意を払っています。気持ちを込めて弾いていますので、仲間から「間奏で気持ちが盛り上がり、歌いながらも演奏に感動したわ〜。」と言われると本当に嬉しいわ。」素敵な笑みがこぼれます。
昨年9月、鎌倉生涯学習センターのホールで第9回定期演奏会を開催。「30曲の伴奏をしましたが、やり終えた時は仲間との一体感と達成感でいっぱいになりました。」
ある時、「朗読の会」から演奏依頼があった。朗読の合間ごとに30秒間の演奏をするという初めての経験。「内容に合わせての曲選びや、時間内に収めるための編曲など緊張の連続でしたが貴重な体験となりました。」何事にも全力投球される様子がうかがえます。
藤岡さんが写真を始めたきっかけはご夫君にあり。ご夫君は鳥を撮るためにカメラや望遠レンズなど機材一式を購入。「鳥を撮る講座」で勉強を始められ、途中で体調を崩された。藤岡さんが付き添って講座に通うようになったが、目標達成の前に他界された。
残されたカメラを使って、藤岡さんが鳥の写真を撮るようになって7年。今では、東京と神奈川の野鳥の会に所属し、鳥を追って全国の生息地を巡っています。
「アオバズクのひなが生まれた!」と連絡が入ったら、食事を中断して車で一時間の道のりを急ぎます。カメラに夢中になるあまり、強風にあおられて転倒し、周りをヒヤリとさせたことも。
「鳥の生態が垣間見られる「瞬間」の写真が撮れた時が嬉しいわね。」熱い想いが伝わってきます。愛用の400ミリ望遠レンズを触らせて頂いた。ズシリと重かった。
今後の目標を尋ねると「雷鳥を撮りたいの。機材を抱えて乗鞍岳に登る予定なので健康に気を付けなければ」と初恋の人に逢うような甘い眼差しで話された。 「気持ちを込めること、緊張感を伴うことは、ピアノとカメラは似 ていますとも。お話を伺いながら「千の風になって」という歌が頭に浮かんでいた。「私のお墓の前で泣かないでください・・・朝は鳥に
なってあなたを目覚めさせる‥」とある。鳥になったご夫君が藤岡さんを誘っておられるのだと感じました。
カワセミ 見沼田圃にて |
ピアノ演奏 |
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