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   2018年 夏から秋の鳥 (10月)

                写真・文:藤岡清子さん
@ ガビチョウ 留鳥 全長25p
     

中国原産移入種 
関東、東北、東海、九州などで生息が確認されている。(関東に多い.。)
この写真は、真夏の7月に今泉台の道路をいかにも暑そうに歩いていた姿。尾羽先端がぼさぼさしてオリーブ褐色、かつ、嘴、脚の色が淡色なので、幼鳥と思われる。
朝から晩まで大声で鳴き良い声だがうるさく思うこともある。
7月中旬 今泉台で撮影。

A アオバズク 夏鳥 全長29p 

田植えの頃、森で「ホー、ホー」と二声ずつ
鳴くのはアオバズクである。青葉の季節に渡って来るミミズクから名前がつけられた。
鎮守の森の大木の穴に毎年営巣し、メスが抱卵中はオスが巣の近くで見張り番をしている。夜行性なので街灯に集まる昆虫は絶好の獲物である。街灯の下に昆虫類の頭だけが転がっているとアオバズクの仕業である。
平塚のある神社の大きなタブの木に、ヒナ2羽が大部大きくなって親鳥を中心にセミの鳴き声に反応してきょろきょろしていた。
8月中旬には東南アジア方面に渡って行ったであろう。
8月初め 平塚の神社で撮影。

B タマシギ 留鳥 全長23〜28p

茶色の地味な体色に目の周囲の「まが玉」模様が特徴である。鳥の中でも珍しく、メスのほうが鮮やかな色彩である。
求愛行動もメスが行う。夜行性で昼間はほとんど活動せず、ハス,アシの茂みに隠れている。とても警戒心が強い。
真夏の田圃に出かけてみたところ、メス、オスが姿を現してくれた。タマシギは一妻多夫で子育てもオスが行うという変わり種。一般の鳥とは習性が逆。
8月下旬 平塚から伊勢原方面で撮影。

C オオヨシキリ 夏鳥 全長19p

河川やため池など、水辺のアシ原、ガマの茂みにすむ。アシ原に強く依存しており、食餌、営巣は茂みの中で、あまり乾燥した場所にはすまない。
いつも観察しているオオヨシキリは、ギョギョシとカエルのような声を出す。今回は、つがいらしい2羽が葦原に姿を隠していたようで、一瞬だけ見ることが出来、鳴き声は聞かなかった。おとなしい顔はかわいらしい感じがした。
8月下旬 柏尾川を進んだ金井遊水地で撮影。

D メジロ 留鳥 全長12p

近所の柿の木につがいでやってきた。柿の実はまだ熟していない様子。美味しくなさそうで真剣につつかず、どこかへ飛んでいった。
2羽のうち 後ろに止まっているメジロの腹部には黄色い線が見えるのでオスのようだ。
さえずりは複雑である。聞きなしは「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」とか「チルチルミチル」。
9月中旬 今泉台で撮影。

E ハヤブサ 留鳥 
全長オス38〜45p メス46〜51p

世界最高速のスピードを出せる動物。獲物を狙って急降下する時は、時速300キロを超えると言われる。
顔に黒いマスクをかぶった様な模様がある。そしてひげ状の模様が特徴である。
葛西臨海公園の海に突き出た東なぎさに立っている棒杭で羽を休めていたと思ったら、急にとびだして海面に向かった。獲物を見つけたのかもしれない。
このハヤブサの体下面には縦班が蜜にあるのでまだ未成鳥と思われる。成鳥になると胸は横班になる。
9月下旬 葛西臨海公園にて撮影。

F ウミネコ 留鳥 全長44〜47p

尾羽の先端に黒色の帯があり、脚が黄色。嘴は赤〜黒〜赤〜黄色 この様な特徴をしている。鋭い目をもつ。
鳴き声は「ミャーオー」と発情したオス猫のようなところからこの名前がつけられた。
飛んできたウミネコが着水したと思ったら大きな魚(ボラ?)をくわえていた。羽を大きく開いて得意になっているように見えた。魚は尾を曲げて元気が良い。それを飲み込むまでに時間がかかっていた。
9月下旬 葛西臨海公園にて撮影。

G チュウシャクシギ 旅鳥
全長 40〜46p


嘴の長さは10pくらい。飛ぶと背中にくさび形の白色班がでる。
干潟で多く見られ、休耕田などの草地にも渡来する。長い嘴で泥の中のカニを捕えると、喉にカニの足が引っかからないように振り落とし、胴体から先に食べ、あとで足を拾って食べる習性がある。
稲村海岸公園へ行ってみたところ、海岸から飛んで来て人間が大勢いるにもかかわらずどんどん奥へ歩いて行き、石段を上ったり下りたりしていた。少しの水たまりを見つけても、ストローみたいには吸えず、顔を横にして地面に擦り付け嘴も横にしてしばらく同じ姿勢で吸水をしていた。
めったにこのような場所には現れないので、不思議に思った次第である。
10月初め 稲村海岸公園にて撮影。

H イソヒヨドリ 留鳥 全長25.5p

オスの頭から胸、背にかけてのブルーは深い海の色を思わせる。腹の赤茶色とのコントラストは磯によくマッチする。メスは地味な褐色で鱗状班がある。
台風24号の後に海岸へ行った時、まだ荒波がひどく、それを避けるようにオス、メス2羽が飛び回っていた。時々きれいな甲高い声が聞こえてきた。するとオスが舞い降りて着地しようとしていた。とても美しい羽を開いてコンクリートの石段に止まろうとしていた。
10月初め 稲村海岸公園にて撮影。

I エナガ 留鳥 13.5p

スズメより小さくて、ゆで卵の様な丸っこい体と長い尾、短い嘴が特徴。和名は「柄長」からつけられた。
近所の桜の木で「ジュリジュリ」の声が聞こえたので、よく見るとエナガの群れが数十羽いる様子。中にはシジュウカラ、メジロも入っている。これを混群という。
木の枝についているアブラムシ、カイガラムシ、アリなど。成虫だけでなく幹の隙間の幼虫、卵などを捕食しながら決まったコースを定期的にパトロールするため、2時間ほどでまた元に戻ってくる習性があるとのことである。
バックの山には実ったカラス瓜が沢山見られ、秋らしい風景である。
10月初め 今泉台にて撮影。

  
     


    



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