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   2018年 晩春〜初夏の鳥 (7月)

                写真・文:藤岡清子さん
@ オオルリ 全長16.5p
     

夏鳥。
初夏にかけていつもは高いこずえの先にいて、フィー、チェリー、ジジジッとよく通る声で複雑に鳴くのだか、この日は突然、桜並木の下にあるコンクリートの手すりに突然飛んできた。予期していなかったので大慌てでカメラを向けて何とか撮影できた次第である。
オスは大変良い声でさえずる。その声はウグイス、コマドリと並んで日本三大鳴鳥と言われるほどの美声である。メスも鳴くことがあるそうだ。
谷間の上空でチョウ、アブ、羽化した水生昆虫をフライングキャッチする。
4月下旬 鎌倉散在が池付近で撮影。 

A バン 全長32p 

留鳥、夏鳥。
湖沼や川、水田などのアシ、マコモ、蓮等の茂み、水辺を好む。
鮮紅色の額板と嘴(先端は黄色)、体は黒紫色、脚は黄緑色で、ももが赤い。
主食は水草で他に昆虫や貝、オタマジャクシなどを食べる。
年に一から二回繁殖し、葦原など枯草を積み上げて営巣する。
バンはオオバンの様に水かきがないが、泳ぐことが出来、時には潜る。
5月 大和泉の森で撮影。

B アオバト 全長33p

留鳥、漂鳥。
海水を吸飲の為、大磯照ケ埼海岸に集団で飛来するので、神奈川県の天然記念物に指定されているそうだ。大磯から20〜30q離れた丹沢山地から、アオバトは飛んでくるものと思われる。
アオバトの食べ物は果実なので不足するミネラルを補っているのではないかと推測される。
繁殖期にはアーオ、アーオ、アーオと鳴く。
荒海にもまれて大量におぼれて死ぬアオバトもいるそうだ。
朝日に輝くアオバトは実に美しい。海水を飲みにやって来るアオバトをチャンスがあれば11月半ば頃までに見に行くと良いだろう。
6月 大磯照ケ埼海岸で撮影。

C ツバメ  全長17p

夏鳥。親鳥と幼鳥達。
オスメス同色。喉の赤褐色、尾の形、巣の形で他のツバメ(コシアカツバメ、イワツバメ)と判断することが出来る。
この写真は幼鳥達がまだ自力で餌をとれずに電線上で親鳥が来るのを待っていて、親鳥の姿を見るなり大きな口を開けて「餌がほしいー」と叫んでいるようだった。
6月 大磯照ケ埼海岸付近で撮影。

D ライチョウ オス 全長37p

留鳥。
4月、雪深い立山室堂で雨降る中でライチョウを探す。天敵(鷹類)が出ない最高の天候と言われて、30分歩いているとまだ冬羽のきれいな雄が出てきた。
少し換羽が始まっていそうで実に白と黒の羽のバランスがきれい。眼の上の赤い肉冠が目立ってさらに美しさが増す。
飛翔時の声は「ゴァー、ゴァー」とものすごく太い声で鳥の声とは思えなかった。夏の子連れはメスにまかせて、オスは単独行動をするとのこと。
4月 富山県立山室堂で撮影。

E ライチョウ メス

真っ白な冬羽である。白い羽色は雪の中での保護色になると共に厳寒期の寒さに耐える保温効果あると言われる。眠る際は雪に穴を掘って寝床とする。
夏羽は、体全体が黄褐色と黒と白の細い班に彩られる。飛翔時の翼は冬と同じく白いまま。オスも同様。
オスとメスのライチョウはつがいらしくハイマツの芽をついばんだ後は仲良く急ぎ足で姿を消してしまった。

F アカゲラ メス 全長24p

留鳥、漂鳥。 
落葉広葉樹林などの明るい林を好み農耕地に点在する雑木林などにも繁殖する。
縦に木の幹に登りながら嘴で樹皮をつつき、内部にいる昆虫類を食べる。
繁殖期には樹木などを激しくつついて大きな連続音(ドラミング)を発する。
後頭が黒いのでメスである。
5月 奥日光戦場ヶ原で撮影。

G ミソサザイ 全長10,5p

留鳥、漂鳥。
針葉樹林、針広混合樹林の樹木がよく茂ったうす暗い場所を好む。コケの多い岩場、倒木、渓谷の急斜面を移動する。
昆虫やクモを活発に探して食べる。一夫多妻で繁殖する。コケを集めて木の根などに球場の巣を作る。
小さい体なのにとても大きなよく通る美しい声でさえずる。
スズメより小さくて茶褐色の鳥。太くて短い尾が特徴。
5月 奥日光の湯川沿いで撮影。

H ホオアカ オス 全長16p

漂鳥。 
奥日光戦場ヶ原で「ピッチョン、チョリー」と短くさえずって単独で行動をしていた。
灌木や木道の上を移動して、よく見ると数か所のソングポストがあり周回する様に移動して縄張りを守っているようだった。
灰色の頭と赤い頬。オスの夏羽には胸に黒と茶の二重の帯がある。
このホオアカはオスである。
5月 奥日光戦場ヶ原で撮影。


I カルガモ 
  全長 オス61p、メス53p


留鳥。親とヒナ。 
日本の河川、池で繁殖するカルガモは、北海道では夏鳥、本州以南では留鳥。
一度に10個も産卵することもある。ヒナは5月下旬から6月に生まれる。しかしカラス、イタチなどの天敵が多く無事に成長するのは少ない。
水辺を歩いたり、水面を泳ぎながら、首を入れたり逆立ちをして採食をする。草の実や葉、水草、水生昆虫や貝も食べる。
柏尾川の草むらからヒナが2羽出て来て上手く泳げるかなと親鳥が見守っていた。しかし電線には、ハシブトガラスが川のなかのヒナを狙っているようであった。2羽が無事に成長をしてくれるように願ってしまった次第である。
6月 柏尾川鷹匠橋で撮影。

  
     


    



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