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   2018年 冬の鳥 (1月)

                写真・文:藤岡清子さん
@ オシドリとホシハジロ
     

オシドリ(オス) 全長45p、冬鳥、
ホシハジロ(オス) 全長45p 冬鳥、
この冬 散在が池にはオシドリのつがいとホシハジロのつがいが数多く飛来しています。
オシドリのオスは極彩色で装飾性の高い姿は他種と容易に区別できるカモである。
散在が池には大好物のどんぐりが豊富にあり、また池の中にいる水棲の生物も食べる。メスの甲高い子犬の様な「キャッ」が聞こえて来るとぞろぞろと現れてくる。ハイキングの方がメスの鳴き声を聞いて子犬が池に落ちていると勘違いされたと管理人さんが話していました。
ホシハジロも毎年飛来して、かなり池の奥の方まで泳いでいる。鳴き声は小さく「ピュピュピュ」と鳴く。オシドリのオスがいつまでもホシハジロを追いかけまわして仲良く泳ぎ回っていたところです。
18年1月 散在が池にて。
A アオゲラ(オス)全長29p
  留鳥 

散在が池からのんびり小径をかなり上って池を見下ろしていたところへ、突然アオゲラのオスが飛んできた。
額から後頭が真っ赤で顎線(がくせん)も赤い。
メスは赤い部分が少ない。体上面が緑色で日本固有種の大形キツツキ類である。
平地の林から山地林のよく茂った林に棲む。雑食性で昆虫類を好み、地上でありを捕食したり、秋には樹木の実も食べる。
「キョッ、キョッ」「ピョー、ピョー」と鳴くのでアオゲラの存在が分かる。
18年1月 散在が池にて。
B ルリビタキ 全長14p

スズメくらいの大きさ、漂鳥または冬鳥
散在が池で枝に止まっていたところを撮影した。
頭から背中側が青くとても美しい色である。
「ヒッヒッ」とジョウビタキの地鳴きに似た声で鳴いていた。
非繁殖期はオスメス関係なく縄張りをしてその中を規則正しく動き回って樹上や地上で昆虫類、木の実などを採食する。散在が池の周りの違う場所でも「ヒッヒッ」と鳴いていた。
繁殖期は特に針葉樹のある林で生活し昆虫類、クモ類を採食する。
17年12月  散在が池にて。

C アオジ 全長16p

スズメより大きい。留鳥、漂鳥。
北海道の林や本州の山地で繁殖して秋冬は積雪のない低地の藪に移動する。
繁殖期は主に昆虫食で、越冬期は地上で種子を食べる。
オスの頭部は濃い緑灰色、目の周囲が黒い、メスは頭部が褐色で黄色い頭中線と眉班がある。
越冬中は「ジッ」と地鳴きするが春先になると「チョッ、チー、チョッ、ツリリ」一声一声区切る。
明治神宮の奥の方で6羽くらいが人に慣れていて近寄ってきた。このような状態はかつて経験がなかった。 
17年12月  明治神宮にて。

D マガモのオス、メス 
  全長59p 冬鳥または留鳥


湖沼、池、河川、沿岸、湾や港、干潟などに生息。
太平洋側に比べて日本海側に多数渡来する。
夕方になると活動を始める。水田や川辺の浅瀬などに飛んでいき落穂やイネ科の種子などを食べる。
「ゲェゲェゲェ‐」と速いテンポで大声で鳴いたり、ゆっくり鳴く。
オスの頸には白い頸輪がある。頭部は黒くて緑色の光沢があり、光の角度では青紫色にも見える。
メスは全体に褐色で頭は黒っぽい。冬の今はペアーを作る様子がみられる。オスが頭をメスに向かって何回もお辞儀をして、アピールして、気に入ってもらえるよう努力している。微笑ましい光景である。
18年1月 座間谷戸山にて。

E イカル 全長23p、
 留鳥または漂鳥

冬期は近くに林のある農耕地や刈田にいる。座間谷戸山の小高い丘に集団で飛来してきた。
柔らかいムクノキの実や木の葉を好んで食べる。
高木に止まって「キョ、キョ」と鳴いて、一羽が聞きなしで、ゆっくり高音で「おきーく にじゅーし」(お菊 二十四)と鳴いた。すると、また どこからか大群が飛来してきた。頭が黒くて嘴が黄橙色で足は赤味のある肉色である。イカルの鳴き方がとても特徴があり、それを聞くことが出来て感動し記憶に残った一日であった。
18年1月 座間谷戸山にて。

F ヒヨドリ 全長28p 
  留鳥または漂鳥


かつて都市部では冬鳥だったが、今では一年中みられ全国に分布している。
雑食性で昆虫類、植物の実のほか、花の蜜を好む。
縄張り性が強く、同じヒヨドリでも他種を追い払ってしまう。
和名は「ヒィーヨ、ヒィーヨ」という鳴き声に由来すると言われている。
オスメス同色。明治神宮の中にはイイギリの大木があちこちに植えてあり、赤いきれいな実が沢山かんざしの様に垂れていた。それを夢中になってついばんでいた。
17年12月 明治神宮にて。

G ヤマガラ 全長14p 
  留鳥または漂鳥


橙褐色の羽が目立つシジュウカラ類。
照葉樹林や落葉広葉樹林に生息し、冬期は平地林や市街地の公園でも見られる。
昆虫類を捕食するが,、秋から冬には植物の実も食べる。樹木の実を樹皮の隙間に隠して貯食する習性がある。
オスメス同色。「ツ―ツーピー、ツーツーピー」とゆっくりさえずるが冬期は「ニーニーニー」という声を出している。
ヤマガラはエゴノキの果実を好み、中の種子だけを取り出して食べる。庭の餌台にひまわりの種を置いておくと、朝から何回も飛んでくる。つがいで飛んでくるらしい。餌のあり場所を知っているようだ。
17年12月 明治神宮にて。

H マガン 全長72p 
  冬鳥 旅鳥鳥


くちばしの基部が白いガン、大型のガン類、冬鳥として東北地方から日本海側の湖沼、水田、湿地に渡来し、大きな群れで越冬する。
宮城県伊豆沼、蕪栗沼、両方の土地を合わせて20万羽も渡来することを知り、足を運んだ。日本最大の越冬地で、80パーセントから90パーセントのガンが毎年やって来るというのだ。
ガンは早朝湖畔から飛び立ち、餌場の農耕地へ行き採食する。
夕暮れは再び集団で湖上に戻ってきて休む。空を飛ぶ姿がV字編隊を作って実に美しい。
着水するときは翼を開いた状態で体を左右に揺らしながらまるで落ち葉が舞い落ちるように水に入る。このような動きを落雁という。
ガンの仲間にはマガン、カリガネ、ヒシクイ、カリガネなどがいる。
17年11月 宮城県伊豆沼にて。

I オオハクチョウ オス、メス
 全長140p 冬鳥


冬の使者とも呼ばれる大型の白い水鳥。
本州以北の湖沼、河川、河口に渡来し、北海道、東北地方に多い。
日中には農耕地の地上で落穂などを食べる大きな群れを見ることが出来る。
オスメス同色。類似種のコハクチョウより大きく、頸も長い、全身が白く、足は黒い。嘴の基部は黄色く 嘴部の面積の半分以上も黄色が占めて、先端がとがって黒色部に食い込んで見える。
幼鳥は全体に灰色みで地味な色である。
甲高い大きな声で「コォー」と一声、また続けて鳴く。
オオハクチョウは家族で行動するので、周りには幼鳥が4羽から5羽親鳥とともに行動している。家族愛を感じる鳥である。
17年11月 宮城県伊豆沼にて。

  
     


    



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