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   2022年11月 秋の鳥

                写真・文:藤岡清子さん
@ ハクセキレイ(オス) 全長21p
     

留鳥または漂鳥。
全国の平地、山地、海岸、河口、河川、農耕地、都市の公園、人家周辺等に生息。
このハクセキレイはオスの夏羽である。
額から眉班、嘴の下から頬が白色で頭頂から体上面は黒色、また、黒い過眼線があるものとないものがある。
「鎌倉五山」の第一位の建長寺庭園にある池の縁をオス、メスが2羽で行ったり来たりしてせわしく歩いていた。人に慣れている様子で、オスが杭の上に上りまるでポーズをとっているように見えた。
10月9日 鎌倉建長寺にて撮影。

A シジュウカラ(オス) 全長14.5p
       

留鳥。胸から腹にかけて縦に走る黒くて太い帯がオスの特徴である。
電線の上で「ツーピーツーピー」とさえずり、たまに「ジュクジュクジュク」という鳴き声が聞こえる。
庭のえさ台にひまわりの種を入れておくとヤマガラと競い合って食べにくる。近くの桜の木には春によく来て害虫を食べている。森のお医者さんとして生態系の重要な役割を果たしていると言われている。
秋はメジロ、コゲラ、ヤマガラ等と群れになって森を定期的に巡回しながら餌取をしている。
11月4日 今泉台住宅地にて撮影。

B ヤマガラ 全長14p


留鳥または漂鳥。オス、メス同色。頭部は黒色と黄褐色のツートンカラー、嘴の下から喉までは黒い、肩羽と翼は青灰色で上背と体下面は茶褐色、嘴は黒く足は暗鉛色、
とても可愛らしい仕草でこちらをじっと見つめたりする。えさ台にひまわりの種を入れるとニーニーと鳴きながらこちらの様子を見て近づいて来る。口にくわえて他の場所へ持っていき、またすぐに戻って来る。
11月4日 今泉台住宅地にて撮影。

C オシドリ(オス) 全長45p

冬鳥。今年の秋は、10月11日に初めて散在ガ池にやってきたとのこと。いつもより早い。
管理棟の横を上り木道まで進むと沢山のオシドリが元気よくパシャパシャと音をたてているのが聞こえてきた。しかし、木の枝葉が茂っていて中を見るのは難しく、姿を現すのを辛抱強く待っていたところ美しいオスが一羽現れた。
オレンジ色をしたイチョウ羽(銀杏の葉型に似ている)が目立って実に色彩豊かな鳥だなと感心しながら撮影した。
姿は見えないが「クァックァッ」と鼻に抜けたようなメスの甲高い鳴き声がよく聞こえていた。オスは小さな声で鳴くので、よく聞こえない。
どんぐりが大好物なので池にもぐって探したり、土手にあがって探したりする。地方ではどんぐりを餌にするところから「樫鳥」(かしどり)ともいわれる。
10月19日 散在が池にて撮影。

D モズ(メス) 全長20p
          
  

留鳥。上嘴の先端が鋭く下方に曲がり、オスは黒色の過眼線があるが、メスは過眼線が褐色で、背は明るい茶色、胸は細かな鱗模様になっている。写真のモズは、過眼線が褐色であるためメスである。
電線や木の上に止まり長い尾羽をくるくる回す。
秋から冬はオスもメスも高鳴して、越冬縄張りを宣言する。「ギシギシギシギュンギュン」と頻繁に鳴いている。
11月4日 今泉台住宅地にて撮影。

E カルガモ 全長58〜63p


留鳥。オス、メス同色であるが、オスはメスに比べて体色が濃い。オスは上尾筒と下尾筒が黒く、メスは褐色気味である。オスもメスも顔は白っぽく2本の黒線がある。嘴は黒く先端が黄色である。
春には幼鳥であった鳥も、秋には親鳥と区別がつかないほど成長していた。
先頭を泳いでいるのはオス、左側を泳いでいるのは今年孵ったカルガモ、右側を泳いでいるのはメスであろうと思う。
11月1日 引地川にて撮影。

F カワセミ(オス) 全長17p

留鳥または漂鳥。オス、メス同色。背中の中央は光沢のあるコバルトブルーで頭から背中側は青く光の具合では緑色にも見える。生きている宝石の様である。しかし、下嘴は色が異なり、黒い色をしているのがオスで。赤い色をしていたらメスである。写真のカワセミはオスである。
広い引地川を甲高い声で鳴きながら「チィー」「ツィー」「チリリリー」と魚に狙いをつけて飛び込んでは捕らえた魚を木の枝に打ち付けて食べていた。
11月1日 引地川にて撮影。

G トモエガモ 全長39〜43cm 

数少ない冬鳥。
鎌倉中央公園にトモエガモが飛来していることを知り行ってみた。大きな池にはいつも2羽のカルガモが一年中住み着いている。そこへ珍しいトモエガモが共に行動しているのを見て驚いた次第である。池の中を行ったり来たりして、泳いだ後は周りの岩に上がって休んだり羽繕いをしてのんびりしていた。この池に来るのは初めてだそうで、きっと群れから外れて来たのかもしれないと言う人もいた。しかし一週間弱でどこかへ飛び去ってしまった。
仲間の群れにどこかで合流出来てほしいと願いました。
オスは巴という字を逆にした顔模様で何処にいても識別できる。小さく「ククク」と鳴く。
11月7日 鎌倉中央公園にて撮影。

H ヨシゴイ(幼鳥)全長31p〜38p 

夏鳥。境川遊水地のアシ原の中をヨシゴイの幼鳥がゆっくり歩いていた。人が近づくと首を上に伸ばしてじっと動かなくなる習性がある。
ベージュ色の上面と下面に縦班が密にある。特に下面には7本の縦班がある。
池、川のアシ、ガマなどの茂みの中に住み、背の高い水生植物がないところには住み着かない。色、姿は珍しい鳥であるが、なかなか見つけにくく撮影できるまでに時間がかかった次第である。
11月8日 境川遊水地にて撮影。

I ホオジロガモ 全長42p〜56p


冬鳥。奥日光へ行く途中 広い中禅寺湖へ立ち寄った。青い湖に群れをなしたホオジロガモが泳いだり一斉に飛び上がったり、美しいシーンに出会った。
秋に飛来して春には去ってしまうとのこと。
オスの頬には大きく目立つ白斑があることから名前がついたらしい。
オスもメスも山型の頭部が特徴である。オスの頭部は緑色と紫色の光沢があり光の角度で見え方も変わる。メスは赤紫褐色でオスより頭がなだらか。
飛翔すると羽を広げて実に美しい光景であった。写真の左側はオス、右側はメスである。
11月14日 日光中禅寺湖にて撮影。

  
     


    



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