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   2022年7月 夏の鳥

                写真・文:藤岡清子さん
@ キビタキ(オス) 全長13.5p
     

日本には夏鳥として渡来する。
頭から尾羽までの体の上面は黒色。眉班と胸腹部が黄色、翼には白斑がある上品な体色をした鳥。
マツ林からブナ林まで明るい森の中に生息し、清楚な感じのきれいな声でさえずる。
「ピックル ピックル、オーシツクツク」このように鳴きながら林内を飛んでいる。
舞岡公園の静かな広場で鳴き声が近づいてくるのを待って、枝に止まったところを見つけることができた。あまり美しい声なのでポケットレコーダで録音も試みた。
5月11日 舞岡公園にて撮影。

A オオヨシキリ 全長18p
       

夏鳥。スズメより大きい。
オス、メス同色。つがいが一夫多妻で生活する。
平地から山地の河川敷や湖沼畔、湿地のヨシ原に生息する。
ヨシ原の中を採食しながら動き回り、オスは数か所のさえずり場を持ち、そこを順番に回りながら囀って、なわばりを守る。ヨシの茎に止まって大きな口を開けて大きな声で鳴く。
口の中が赤っぽい鳥。「ギョ、ギョギョシ、ギョギョシ、ギョギョギョ」と特徴のある鳴き声が聞こえてきたら夏が来たという感じになる。
6月8日 金井遊水地にて撮影。

B ツバメ(ヒナ) 全長17p


夏鳥。スズメより大きい。
夏鳥として九州以北に渡来し、関東地方以南では越冬する個体もいる。
6月に金井遊水地へ探鳥に行ったところ、親ツバメが低空飛行をして人間のそばをすごいスピードで飛び回っていた。不思議に思ったところ欄干にはヒナたちがたくさん止まっていた。一羽のヒナがとても大きな口を開けて鳴いていた。そこへ親鳥が飛んできて、そのヒナの口へ餌を入れて飛び去った。あっという間の餌やりのシーンだった。
ツバメのヒナ達が必死で親から餌をもらうため絶えず親鳥の動向を気にして、自分の存在をアピールしていた。
6月8日 金井遊水地にて撮影。

C アオバト 全長33p

留鳥または漂鳥。キジバトと同大。
九州以北に生息。
照が崎海岸で、アオバトの群れが舞い降りて海水を飲んだり、波間に突進したり、さらには、一斉に群れで近くの森に帰って行き、再び海に飛んできて海水を飲むという繰り返しをやっていた。
照が埼海岸には岩がたくさんある。そこに海水がたまっていることをアオバトたちは知っていて遠くから飛来してくるのです。
オスの羽の雨覆というところは赤紫色が見えます。飛来している時にオスの確認はすぐできます。
チャンスがありましたら一度 出かけてみるとよいでしょう。大磯駅から歩いて12分くらいです。

海水を求めるアオバトの生態について、照が埼アオバト観察会のグループの資料「こまたん」から一部引用させてもらいます。
「相模湾の中央に位置し繁殖地である丹沢山地から森の緑でつながる最短距離の海岸が大磯の照が埼です。アオバト飛来地として神奈川県の天然記念物にされている磯には5月のGW頃から10月中旬ころまでの期間アオバトが 飛来します。
日の出から10時頃までの間にアオバトが大量に飛来してきます。その規模は国大最大級です。
「アー、アオーアーアオ」などと鳴きます。 
神奈川県では少数が越冬しますが主に夏鳥で丹沢山地の標高1000m以上の山奥で子育てを行います。奥多摩も繁殖地になっています。アオバトの食べ物は液果に特化しています。動物が生命を維持するのに欠かせないミネラルの一つであるナトリウムは体内で作り出せないため、この問題を解決するためにナトリウムを海水に求めていると考えられます。
長野県、福島県 北海道の内陸部などは。海から遠く離れた土地でも子育てを行っています。海水に代わりに温泉水からナトリウムを得ているといわれています。」

6月13日 照が埼海岸にて撮影。

D オオルリ 全長16p
          
  

夏鳥。スズメより大きい。  
6月の中旬、散在が池周辺を歩いていたら、管理棟の上近くにオオルリが現れた。
しかし、鳴き方、鳴き声が春のオオルリとは違っている。不思議に思い、詳しい人に聞いてみると、オオルリが現れた周辺に子育てをしている巣がある為、警戒をしていたからではないかとのことだった。
オオルリはとてもきれいな声で鳴くという印象が強かったのだが、濁った声を長く出して、その後、オオルリの美しい鳴き声を出していた。
いつも同じではないことを知ることができた。
6月16日 散在が池にて撮影。

E アオサギ 全長93p


留鳥.。サギの仲間では最も大型。
オス、メス同色。ツルとよく間違えられる。ツルとの見分け方は首を伸ばして飛ぶのがツル。サギ類は逆に首を縮めて飛ぶ。その姿は、のど元にこぶがあるように見える。
目の上から後頭部に黒帯がある。夏羽ではそれが後方に冠羽状に伸びている。
池や川の水辺で餌の魚を待ち伏せて、鋭いくちばしで突きさしたり、くわえて捕らえる。
ねぐらや繁殖には水辺の雑木林やマツ林が必要。 6月21日 柏尾川にて撮影。

F カイツブリ 全長26p

留鳥。ため池や川で見られるカモと間違えられる小型の水鳥。色は明るいベージュで、夏はこげ茶色に変化する。
餌を採る時は水に潜る。繁殖期には「ケレレレ・・・」とけたたましく鳴く。
6月頃に時々、様子を見に行ってみたら水草を集めて浮巣を作っていた。そのうち、卵を4個 産んでメスがあたため始めていた。しばらくして行ってみたら3個のヒナが孵っていたが残り一つの卵は孵らずに親鳥が放棄してしまった。
ヒナたちは親鳥とともに泳ぎ始めたが餌は親に頼っている様子。しかし元気のよい一羽のヒナだけは、あちこち泳いで姿をみせなくなってしまった。
残りの、まだまだ親鳥に餌をもらっているヒナはいつもくっついて離れない。
親鳥の背中に乗りたいらしいが、次第に成長してきて重たくなっているため、親鳥が時々、嫌がって怖い顔をしていた。
カイツブリのヒナ誕生を観察出来て、楽しく過ごすことができた。  
7月10日 金井遊水地にて撮影。

G アオバズク(オス)
      全長27〜30.5cm 


夏鳥。「青葉の季節」に渡ってくる。
市街地にも生息するフクロウで「ホーホー」と二声ずつ鳴くのはアオバズクである。
「青葉の季節に渡ってくるミミズク」とも呼ばれ、鎮守の森などの大木の穴に営巣しメスが抱卵中にはオスが巣の近くで見張り番をする。
毎年平塚の神社へ日を決めて出かけて行くと必ずヒナが穴から出たばかりというシーンに遭遇する。しかし今年は日本に遣ってきた日がいつもより10日も遅いとのこと。残念ながら見張り役のオスだけが高い枝に止まって人間のほうを見たり、時には眠たそうに目を閉じていた。再度行ってヒナ達に会いたいと願っている。
7月23日 平塚の神社にて撮影。

H ウグイス 全長オス15.5p
         メス14p 


留鳥。スズメとほぼ同じ大きさ。
7月後半なのに元気よく近所のアンテナに止まって大声で「ホーホケキョ」と鳴いていた。このようなウグイスを「老鶯」(ろうおう)と呼ぶ。それは春が過ぎても鳴くウグイスのこと。
9月になると非繁殖期にはいり、1羽で縄張りをもって生活をし、一定の場所を動き回りながら採食したり休憩したりする。その様な時は「チャッチャッ」と鳴く。  
7月25日 今泉台住宅地にて撮影。

I カルガモ 全長オス63p 
         メス53p


留鳥。
藤沢の広い蓮池にピンクの花が見事に咲いていた。その花の下を行ったり来たり一羽のカルガモが仲間でも探しているのか泳いでいた。子育てを終えた親鳥かもしれない。
二か所の蓮池があるので、カルガモのヒナたちが横断するため注意するようにと書いてあった。
のどかな良い場所である。
7月25日 藤沢柳小路 の池にて撮影。

  
     


    



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