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   2022年4月 春の鳥

                写真・文:藤岡清子さん
@ ウグイス 全長 オス15.5p 
         メス14p

     

留鳥。ウグイス色とよく言われるが、実際には、やや茶色味を帯びている。
「ホーホケキョ」というさえずりは、あまりにも有名であるが、これは繁殖期だけで、それ以外の時期は「チャッチャッ」と鳴く。これを「笹鳴き」という。
藪の中にいることが多くあまり姿を見せない。
今泉台では、2月28日にきれいな初鳴きを聞き嬉しく思った。
写真は。金井遊水地の葦原に突然どこからか飛んで来てびっくりしている様子のうぐいすである。そのうち木々の枝に飛び移り「ホーホケキョ」と大きな声で鳴いていた。
3月1日 金井遊水地にて撮影。

A タシギ 全長27p
       

冬鳥。体長ほどもある長くて太いまっすぐな嘴が特徴。ずんぐりとした体形で、背中に黄色の斑点がある。
金井遊水地の泥の中に太い嘴を差し込んでミミズ等の小動物を捕食していた。他に昆虫の幼虫、ゲンゴロウ、エビ、貝、草の実等植物質も食べる。
時々「ジェッ」と鳴く。
人が近づくと驚いて水辺の草の陰にじっと潜んでしまう。
3月1日 金井遊水地にて撮影。

B ミサゴ 全長 オス54p 
        メス64p


留鳥。トビくらいの大きさのタカ。翼の下面が白く翼が長い。
金井遊水地の水面上空をパタパタ羽ばたきながら飛翔していった。水面近くに浮いて来る魚を狙っていたようだ。獲物を見つけると波間にダイビングして足で魚をつかんで大木の上に運ぶ。そこでしっかり足でおさえて食べる。この場面では獲物にありつけなかったようだ。
3月1日 金井遊水地にて撮影。

C アメリカヒドリ オス 
       全長45p〜56p


冬鳥。頭部は淡い黄白色で 眼の周囲から後頭に幅広の緑色の帯がある。頬には黒い小斑が散在している。
北アメリカ北部で繁殖し、北アメリカ中部からメキシコ西インド諸島で越冬。毎年、日本に少数が冬鳥として飛来する。
鎌倉の鶴岡八幡宮源氏池に飛来しているとのニュースを聞き、2度に渡って出かけて行った。珍しいアメリカヒドリを初めて観察、撮影が出来て興奮した。他にヒドリガモの群れやオナガガモの群れの中で一緒になって泳いだり水面上を飛んだりとても活発な姿であった。
3月6日 鶴岡八幡宮源氏池にて撮影。

D アオゲラ メス 全長29p
          
  

留鳥。この写真はメスである。後頭と顎線が赤い。オスの場合は頭の上から赤くなっている。みどり色でハトくらいのキツツキである。
舞岡公園の入り口を下りている時「ピョーピョーピョ―」と三声鳴いて木から木へと移動していた。
主に昆虫を餌にする。他にカミキリムシ、ガ、アリ、クモ。朽ちた木の中にいる幼虫を好む。また冬には木の実などの植物質も食べる。
営巣は林内の太い生木に。冬には市街地の公園にもやって来る。
4月9日 舞岡公園にて撮影。

E オオルリ オス 全長16.5p


夏鳥。オオルリのオスは頭から背が青紫の瑠璃色でコバルトブルーの鮮やかな色彩。メスは地味な暗褐色。
さえずりの特に美しいとされてきた三つの名鳥をいつの頃から三名(鳴)鳥と書くようになった。ウグイス、オオルリ、コマドリである。オオルリは美しい姿に加え、さえずりでも人気がある。
食性は主に昆虫、アブラムシ、ハムシ、ハエ、クモ等の動物質、秋には木の実等の植物質。
散在が池では、オオルリが良い声であちこちで鳴いている。カメラマンたちが教えてくれたところによるとオスが3羽、メスが1羽いるとのこと。険しい馬の背の小径を上っていった所から、向かいの森で細い枝につかまって鳴いているオオルリを発見した。ヒーリーリーチチンジジと鳴く。最後のジジが特徴である。メスにアピールしているのかもしれない。
4月22日 散在が池周辺にて撮影。

F コチドリ 全長16p

留鳥。日本の最小のチドリ類。
眼の回りの黄色のリング、眼先から頬が黒い、胸の黒帯、足はピンク色が特徴。丸っこい体型で、繁殖期には眼の周囲の黄色いリングと胸の黒帯が鮮やかになる。冬期には全体的に色がうすくなる。
河原の泥地や湿地によく飛んでくる。
主に昆虫やイトミミズなど水辺の小動物を盛んに探していた。ピォ、ピォ、ピピピピピ、ピューピューと鳴きながら飛び回っていた。
4月24日 金井遊水地にて撮影。

G カイツブリ 全長 26cm 

留鳥。金井遊水地の一角に浮巣を作って卵を産んだとカメラマンが話していた。しかし雨降りが続いて雨水が満水になり、ついに、浮巣が流されてしまったという。
カイツブリのつがいらしき二羽が水草の生えているところへ近づいていってじっとしていた。
繁殖期なので「ケレレレ」とけたたましく鳴いていた。「新しい場所に水草を集めて浮巣を作り、無事に卵を産んでヒナを孵してほしいと」願ってしまった。
4月24日 金井遊水地にて撮影。

H オオバン 全長39p 


留鳥。全身黒色で額から嘴が白色であるが嘴は少し淡紅色を帯びている。足は暗緑青色で足指は長くてヒレがある。
開けた水面を泳いで潜っては水草や昆虫をとる。
岸の地上で歩いて餌をとったり、休んだりすることもある。足で水面をけって助走して飛び立つこともある。
鳴き声はキュルルと大きな声である。
4月24日 金井遊水地にて撮影。

I キジ オス 全長 オス80p 
         メス 60p


留鳥。日本の「国鳥」としても知られている。
オスは金属光沢のある鮮やかな体色である。メスは地味な褐色である。
繁殖期なので「ケンケーン」と良く鳴いていた。草原から出てくるのを待っていたところ、出て来て大きな岩の上に上ってしまった。しばらくキョロキョロしていたが次の場所へ移動して行った。
顔の皮膚は赤く裸出している。尾は長く灰褐色で黒い横班がある。
この場所は葉山上山口の棚田のそばである。棚田は6月くらいが見頃らしい。  
4月25日 葉山上山口棚田の近くで撮影。

  
     


    



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