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   2021年 冬から春の鳥

                写真・文:藤岡清子さん
@ オシドリ 
 全長 オス48p メス41p

     

冬鳥。散在が池には、秋から20羽以上がやって来た。池の奥の方でキャン、キャンとメスの鳴き声が聞こえた。夕方近くになると、ぞろぞろ姿を見せてくれた。
主に植物食で草木の実、特にどんぐりを好む為、池にもぐったり、土手に上がったりして餌探しをしていたようだ。
カラフルな鳥で、オスは頭部が特徴、三角帆状の風切り(イチョウ羽)が目立つ。
「オシドリ夫婦」は仲の良い夫婦のたとえだが、実際には抱卵、育雛はメスのみ。
1月20日 散在が池 撮影。

A オシドリ

散在が池の状況にすっかり慣れた様子。あちこち泳ぎ回ってカップルを作り始めていた。
よく観察していると オスのほうが積極的で気にいったメスの背中に上がって瞬間で終わり、また仲良くそば近く泳いだり、樹上に飛び上がったりして、遊んでいる様子であった。
この写真は池の上から見下ろして、枝に上がったり、下りたりしていたところを撮影した。
1月20日 散在が池 撮影。

B メジロ 全長12p 
     (スズメは14p)


留鳥、漂鳥。
黄緑色の上面と目の回りには、一部欠けている白いリングが特徴。
春はオスが良い声でさえずる。
街路樹や庭木に良く来て花蜜や柔らかい木の実やサクラ、ツバキの花や秋にはカキの実をつつく姿がよく見られる。
繁殖期はつがいで縄張りを持ち、木の枝に苔や枯草で巣を作る。
鎌倉市今泉の稱名寺に植えられている玉縄桜が満開。花にもぐって蜜を吸っていた。
1月26日 稱名寺 撮影。

C チョウゲンボウ(メス)   
 全長 オス33p メス38p


漂鳥。尾が長めでヒラヒラと飛び頻繁に停空飛翔(ホバリング)するのが特徴。
境川遊水地方面には広い草原や農耕地、ヨシ原がある。そこにはスズメの大群が餌を食べにやって来ている。その他にも小鳥達が飛び交っている。また ネズミ、バッタなどもいる様子。それを長い時間、狙っているのが電柱のてっぺんにいるチョウゲンボウである。
餌を狙うと急降下して捕らえていた。また同じ場所に戻っては繰り返していた。     
2月20日 境川遊水地方面 撮影。

D ミサゴとハシブトガラス  
 全長 オス55p メス64p 


留鳥。ミサゴは、翼が細長く尾が短く翼上面は黒褐色だが下面には白色部が多い。かぎ形の爪が長く鋭い。
海岸や大きな川や湖に住み、水面の上空を飛び回って獲物を見つけるとホバリングしながら狙いをつけて頭を下げて脚を前に突き出し、鋭い爪のある大きな足指を水に突っ込んで魚を捕まえる。
この写真はハシブトガラスに追われて逃げ回っていた時のものである。ハシブトガラスの気の強さには驚かされた。ハシブトガラスの全長は57pである。
2月20日 境川遊水地方面 撮影。

E ヨシガモ(オス)全長 48p


冬鳥。赤紫色と緑色からなる扁平な頭とかぎ状に垂れた三列風切りが特徴。胸には黒い緑の入ったうろこ模様がある。太陽に当たるときれいな色彩である。
河川や湖沼に現れ、朝夕、夜間に水田や湿地で植物質を食べる。イネ科 タデ科の種子や水草の茎や根を好む。
オスの冠羽は、ナポレオン帽を目深にかぶったような形をしている。
渡来数も全国でそれほど多くない。独特の風貌で人気の高いカモである。
2月20日 今田遊水地 撮影。

F キレンジャク(黄連雀)
 全長20p

冬鳥。平塚のある街の街路樹には両側にクロガネモチがそれは数多く植えられている。木々は赤い小さな実をたわわにつけていた。
それをねらってヒレンジャク、キレンジャクが50〜60羽くらいの集団で舞い降りて夢中になって食していた。
やや太った体型でオス、メスほぼ同色。冠羽があり過眼線は後頭に達しない。初列風切の先端外弁と尾の先が黄色く初列雨覆いと次列風切先端には白斑がある。また同じところに赤いロウ質の突起物がある。
3月1日 平塚神名下付近 撮影。

G ヒレンジャク(緋連雀)
 全長18p


冬鳥。キレンジャクより少し小さい。
羽色はキレンジャクに似るが、過眼線は後頭に達する。白斑はない。次列風切の羽先は黒く羽先に赤色班がある。下尾筒と尾の先端は赤色。
渡来数は変動が大きく全く渡来しない年もある。平塚に来たのも初めてらしい。
ネズミモチ、ヤドリギ、ナナカマド、ピラカンサなど多様な果実を食べ、繁殖期には昆虫も多く食べる。
3月1日 平塚神明下付近 撮影。

H カワアイサ(オス)全長71p


冬鳥。酒匂川に沿って歩いて行くと、数少ないが水面にもぐったり、跳ね上がったりして魚を捕食しているカワアイサに出会えた。
頭を水中に入れて長いこと魚を探しながら泳いでいることもあった。2〜4メートルもの深さに40〜110秒ほど潜ることが出来るとのこと。
オスは赤い嘴と緑色の頭が特徴。背は黒く体の下面は白色、鼻こうの位置は嘴のほぼ中央にある。
3月7日 酒匂川 撮影。

I カワアイサ(メス)全長60p


冬鳥。酒匂川の先は狩川に分かれ、川幅も狭くなっている。そこにカワアイサのメスが2羽かなり速い速度で泳いでいた。
メスの頭部の茶色と胸の白色部は明瞭に分かれている。
時には、一羽が、大口を開けてまるで喧嘩でもしているような顔をしてもう一方に向かい合い、相対した片方のカワアイサはびっくりしたようなそぶりをしていたのが印象的だった。
そばにはコサギが立って餌探しでもしている様子。まるでうるさいとでもいうようにカワアイサをつついて追い払っていた。
鳥の世界にも色々複雑なことがあるようだ。
3月7日 狩川 撮影。

  
     


    



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