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   2020年 春から初夏の鳥

                写真・文:藤岡清子さん
@ アリスイ 全長18p
     

冬鳥。(北海道、東北の一部では夏鳥として繁殖)オス、メス同色。体は褐色と灰色で、黒褐色の虫食い状斑である。キツツキ科の鳥であるが、頭上から背と肩羽の縁に黒帯もあり、他のキツツキ類とは違う。全体が褐色の複雑な羽色をしているため鳥とは思えない状態である。
特殊な細長い舌が頭部を巻くように収納されていていっぱいに伸ばすと20pにもなる。この長い舌をのばして主にアリ類と小昆虫の成虫や卵などをなめ取って食べるから「蟻吸」と呼ばれる。
舞岡公園で葉のない枝に止まっていた。
3月3日 撮影。

A カワラヒワ 全長14〜17p

留鳥または漂鳥。(北海道では夏鳥)
オスは体がオリーブ褐色で顔や下面は緑みが強い。ヒワの体色から黄緑色を「ひわ色」ともいう。
嘴は種子を食べるのに適応して基部が太い形をしている。尾は凹型である。
繁殖期にはおすが「ジュイーン、キリリコロロ ジュイーン」とさえずって縄張りを宣伝する。メスには「チョチョチョチチチ」と鳴き求愛する。
鎌倉市の称名寺の庭で草の種を探していた様子。 3月9日 撮影。

B カワセミ 全長17p


留鳥または漂鳥。
このカワセミは下嘴が赤いのでメスである。
大漢和辞典によるとカワセミを「翡翠」と書く。
翡はカワセミのオスのこと。翠はカワセミのメスのこと。水辺の宝石である。
頭部と嘴が大きく、頭部や翼、尾は金属光沢のある青緑色、背から上尾筒は鮮やかな水色、胸から下面は橙色。
市街地の公園の池でも見られる。
主に水面上の枝、石、杭の上から魚を狙い水中にダイビングして捕える。他にザリガニやオタマジャクシも食べる。
水面に近い土手に巣穴をほり繁殖。
舞岡公園の広い池を枝から枝へ移り、餌を狙っていた。
3月22日 撮影。

C ガビチョウ 全長25p

中国南部近郊に生息し、日本では鳴き声を楽しむ為に飼育されていた。1980年頃から野生化し近年増加している。在来鳥類と競合する危険があり特定外来生物に指定されている。
眼の周囲には勾玉模様のような白色部がある。尾はやや長く 下へ下がるような形状。
さえずりは大きい声でかなり複雑に鳴く。
4月15日 今泉台一丁目の山にて撮影。

D オオルリ 全長16p 

夏鳥。
オスは美しい瑠璃色の鳥。瑠璃とは仏典で言う七宝の一つの宝石のこと。その石の色である紫味のある青のことを言う。
低山から主に渓流沿いの広葉樹林に渡来する。まさに条件がぴったり合っている散在が池には、4月から5月に毎年やって来る。
新型コロナウイルスの3密に気を付けながら、オオルリが鳴きながら移動するのに合せてカメラで追いかけてやっとキャッチ出来た。
オスは高い梢でピイ―リーリー、ポイーピーピピ、ピーチュイチュイ、などとさえずり最後にジッジッと鳴く。
日本三鳴鳥の一つ。
4月24日 散在が池にて撮影。

E バン 全長 32p


関東地方以南は留鳥。関東地方以北は夏鳥。
オス、メス同色。体は黒く背中や雨覆に褐色みがあり脇と下尾筒に白斑がある。額板と嘴は赤く、先端が黄色い。足は黄緑色で付け根は赤い。
池、河川、湿地、湖沼に生息。
クルル、キュルル、と鳴く。
葦原に巣を作ってオスメスで交替して抱卵をしていた。このバンは巣に戻るところ。
5月29日 金井遊水地にて撮影。

F コゲラ 全長15p

留鳥。 
日本産キツツキ類で最小で、最も身近に観られる。
金井遊水地の遊歩道には桜の木が沢山植えられている。その中には枯れた桜の木がある。コゲラはその柔らかくなった木に丸い穴を掘り、2羽の番とみられるコゲラが出入りして、抱卵している様だった。近寄らないで遠くから撮影をした。中から顔を出しては、引っ込めて、また出しては外の様子を見ているようだった。
あれから、だいぶ経過するので、すでにヒナが誕生して巣立ったことだと思われる。
5月25日 金井遊水地の桜の木にて撮影。

G カルガモ 58-63p

留鳥。 
オス、メスほぼ同色だがオスは羽の色が濃い。さらにオスの上尾筒と下尾筒は黒く、メスは褐色味がみられて、識別の見分けのポイントになるかもしれない。親鳥が飛翔すると翼上面に青色の翼鏡があり、オスメスとも大変美しい。
金井遊水地では3羽のヒナが親鳥と泳いできた。親鳥は、時々、当たりを見て気を付けている姿がみられて、微笑ましく思った。
ヒナは親鳥同様に顔に2本の黒線が入っているのが良くわかる。
6月1日 金井遊水地にて撮影。

H カイツブリ 全長26p


留鳥。 
日本産カイツブリ類で最小。
オス、メス同色。夏羽では頭部から上面が黒っぽく、頬から後頸にかけて赤褐色。冬羽になると、上面が褐色で下面は淡色になる。足指に葉状の水かきがあり潜水して、小魚や昆虫などを食べる。
5月のはじめには、水草が浮巣の様に固まって、すでにカイツブリの親が巣の上に座っていたので、すでに抱卵していた様子だった。
6月に行った時にはヒナが4羽巣立って親鳥と共に泳いでいた。巣立ちから一週間ぐらいとのことだった。顔もしっかりして、体も少し大きくなっているように感じた。4羽のうち2羽が甘えて親鳥の背中に乗りたくて、くっついていたが、親鳥は重くなったヒナは乗せられないのか、首だけを許しているように見えた。
この時期だけにみられるかわいらしい姿であった。
6月8日 金井遊水地にて撮影。

I オオヨシキリ 全長18p

夏鳥。 
4月中旬に、河川や湖沼畔の葦原にオスだけが渡来し、赤い口を大きく開きギョギョシ、ギョギョシ、ギギギなどと響き渡る声で鳴いている。メスは2週間遅れて渡来し、繁殖する。繁殖期は夜もさえずる。多くは一夫一妻だが、食物条件などが良いと一夫二妻で繁殖することもある。
鳴き声から「行々子(ぎょうぎょうし)」と呼ばれる。夏の季語として多くの俳句に詠まれている。
金井遊水地ではかなりの数のオオヨシキリが来ていた様子。ある時は桜の木のてっぺんで、長い時間
賑やかに鳴いていた。とても印象深い初夏の風景だった。
6月8日 金井遊水地にて撮影。

  
     


    



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