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   2020年 冬の鳥 (2月)

                写真・文:藤岡清子さん
@ コウノトリ 全長110〜115p
     

冬鳥 我が国を代表する大型鳥類です。
文化財保護法により、天然記念物のうち特に価値が高いものとして、特別天然記念物に指定されています。
野田市で生物多様性のシンボルとしてコウノトリの舞う里を目指して江川地区に飼育、観察施設「コウノトリの里」を設置して飼育している。ヒナを孵して令和元年7月3日に2羽を放鳥した。渡良瀬遊水地では人口巣塔を作ったり、コウノトリのデゴイを2個ずつ広いヨシ原に置たりしてコウノトリを呼び寄せる努力をしている。
令和元年の12月に観察に行き1羽のコウノトリを見ることが出来た。飛翔時は大変美しい姿であった。
令和元年12月17日 渡良瀬遊水地にて撮影。

A コミミズク 全長38p

冬鳥 だるまの様な体型のフクロウ類、冬鳥として農耕地、河川敷などに渡来し、草地の地上をねぐらにする。同じ場所に複数の個体が生息することが多い。
明るい時間帯から活動するネズミ捕り名人である。
オス、メス同色で小さな羽角があるが目立たないことが多い。
千葉県の我孫子にコミミズクが来ていることを聞いて広い田んぼにまだ一面稲の切り株があり、1羽は入り込んでしまったがもう1羽が飛んで来てお気に入りの杭に止まった。黄色い虹彩をこちらに向けてまるで人間たちを観察しているようだった。
令和2年2月8日 千葉県我孫子にて撮影。

B ヒレンジャク(緋連雀)
  全長18p


冬鳥 尾羽の先端が赤いレンジャク類。
冬鳥として全国の平地から山地の林に渡来する。しかし、年によって渡来数が変動するので観察できないことも多い。
ヤドリギ、ナナカマドの実を好物とするので、立派なヤドリギが沢山ある横浜市の公園に来ていることを知り、観察に出かけた。久振りに観察できて幸運であった。
レンジャク類の好むヤドリギの実の種子は、粘着性の強い物質におおわれていて、消化されずに排泄される。レンジャクのお尻からの排出物(ヤドリギの種)はだらーんと木の幹に垂れ下がり樹木につき成長する。半寄生植物であるヤドリギは種子が樹木に付着してはじめて発芽するのでレンジャク類は大切なパートナーである。
公園のあちこちにヤドリギがあることをレンジャクは覚えているのだろうか。不思議であった。
ヒレンジャクを観察していたら、尾の先が黄色いキレンジャクがやってきた。
令和2年2月11日 富岡総合公園にて撮影。

C キレンジャク(黄連雀)
  全長 20p


冬鳥 ヒレンジャクを観察していたら尾羽の先端が黄色いレンジャク類が枝に止まった。このようなことは、初めてのことでしたので驚き、また嬉しくなった。尾羽の黄色をしっかり撮影出来るように緊張した次第である。
両レンジャクに共通しているのは長い冠羽、そして喉が黒い点である。違う点は、キレンジャクの方は過眼線が冠羽に達していない。また、キレンジャクの方が少しサイズは大きい。
好物は全く同じである。
令和2年2月11日 富岡総合公園にて撮影。

D カシラダカ(頭高)全長15p 

冬鳥として九州以北に渡来する。北海道では旅鳥。スズメより少し大きく、頭上に短い冠羽がある。
平地林、牧草地、農耕地など開けた場所を好む。
舞岡公園の山道を歩いていたら飛び出してきた。
植物食なので、枯草の藪の中に入り種子などを食べていた様子。時々顔を出してあたりを見ていた様子。頭の冠羽を立たせることが和名の由来である。
令和2年1月6日 舞岡公園にて撮影。

E メジロ(目白)全長12p


留鳥または漂鳥。全国に生息北海道では夏鳥。
スズメより小さい。
冬季は平地や暖地に移動するため秋には移動する個体の渡りが見られる。山地林や平地林、公園などに生息し市街地や庭や街路樹でもみられる。
舞岡公園でマユミの木が沢山実をつけていた。マユミは人間にとっては毒性とのこと。しかし、メジロは大好物でマユミの果実を盛んに食べていた。
目の周りにある明瞭な白いアイリングが和名の由来。
ウグイスとよく間違われるが、メジロの方は体上面の黄緑色が強い。
令和2年1月6日 舞岡公園にて撮影。

F カンムリカイツブリ 全長56p

冬鳥 主に冬鳥として九州以北に渡来する。
冠羽のある大型カイツブリ。日本最大で最も首が長いカイツブリ。
湖沼、河川、海上、漁港など様々な環境で見られる。
三番瀬で、大きな魚をくわえて魚も上に下に暴れて格闘をしている感じであった。やっと魚がおとなしくなりカンムリカイツブリは苦しそうに丸呑みをすることが出来た。見ているほうもかなり力が入ってしまい、夢中でシャッターを切った次第である。
令和2年1月13日 船橋三番瀬にて撮影。

G ウグイス
  全長メス14p オス16p


留鳥または漂鳥。
葛西臨海公園の池の周りにヨシ原がある。そこで忙しく「チャッ チャッ」と「笹鳴き」と呼ばれる地鳴きをしていた。動きがはやく、姿をとらえることはなかなか難しかったが、見続けていると、ある瞬間、ウグイスが顔を出したところを写すことが出来た。
メジロよりは色がうすく体上面は茶褐色である。
すでに鎌倉の一部でも初鳴きを聞くことが出来ている。今泉台地区でも春を告げるウグイスの声がたちまち聞こえて来るでしょう。
令和2年1月13日 葛西臨海公園にて撮影。

H ミサゴ 全長オス54p メス64p


留鳥。翼開長は155〜175p。ちなみにトビは157〜162pである。
ミサゴは魚好きのタカ。酒匂川に沿って歩いていたら、ミサゴが何回も川にダイビングして魚を捕獲しようと羽を濡らしては舞い上がりを繰り返していた。しかしその時は残念ながら空振りであった。
ミサゴの特徴は胸に褐色の帯状班がある。体下面は真っ白い。体上面はこげ茶色。オス、メスほぼ同色。虹彩は黄色。足は灰色。
鳴き声は「ピヨッ、ピヨッ、ピヨッ」と意外にかわいらしい。
令和2年1月30日 酒匂川沿いにて撮影。

I カワアイサ(オス、メス) 
 全長 65p


冬鳥。大型のアイサ類、冬鳥として渡来し湖沼、河川、等の淡水域に生息する。
オスは頭が濃い緑黒色で光沢があり、後頭が膨らんで見える。背は黒く、胸から体下面は白いが淡いピンク色を帯びている。
メスは頭部がレンガ色で冠羽があり、胸は白く、胴は灰色。オス、メスともに嘴は赤く先端がかぎ状に曲がっている。
潜って魚を捕る。流れの速い河川でも強い水かきで川を上下する。川上に向かって長い助走をして飛び立って行く。
令和2年1月30日 酒匂川沿いにて撮影。

  
     


    



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