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   2019年 秋の鳥 (11月)

                写真・文:藤岡清子さん
@ エゾビタキ 全長15p
     

旅鳥。(春季と秋季の渡りの途中に日本に立ち寄り通過して行く種)
秋の渡りの時期に多磨霊園へ行ってきた。
ミズキの大木に沢山の実がついていた。
エゾビタキは大好物とのこと。何回もやって来てついばんでいた。鳥が好んでよく食べる木の実のベスト5に入る種類。
オス、メス同色、頭から背中側は濃い、胸から脇にかけて明瞭な黒っぽい縦班がある。
鳴き声は「チッ」と声を出す。
9月下旬 多磨霊園にて撮影。

A ヤマガラ 全長14p

留鳥、漂鳥。
近所の柿の実をつついているところ。柿の他には、エゴノキの果実を好む。
果実にぶら下がりながら果実を両足ではさんで嘴でつつき割りをして有毒な果皮を取り去り種子だけを食べる。
雑食性で昆虫類も捕食する。
秋から冬には植物の実を樹皮の隙間に隠して貯食する習性があり、植物の種子散布に貢献している。庭の餌台にヒマワリの種を毎日置いておくとどこかへくわえて飛んで行き、すぐにやってくる。すると 夏にヒマワリが芽を出して花が咲くことがある。
さえずりは「ツ―ツ―ピー、ツーツ―ピ―」と繰り返す。地鳴きは「ニーニーニ―ニー」と不協和音のような濁った声を出す。 
10月中旬 近所で撮影。

B シジュウカラ オス 全長 15p


留鳥、漂鳥。 
頬は白い、喉が黒く腹に向かい黒い帯がある。ネクタイをしているように見える。下腹でさらに太くなっている。
この写真はオスの姿である。
雑食性で昆虫食が主体である。繁殖期には毛虫、バッタ、クモ等あまり気持ちの良いものではないものを運んでいた。昆虫の幼虫を一日に数百匹食べるという。
また、ハナミズキ、ハゼノキの実を好む。
この鳥は兎に角よくさえずる。年の暮れにはさえずり始める。「ツピ、ツピ、ツピ」というさえずりは人によって「ピチュ、ピチュ、ピチュ」「スイ−ッ、スイーッ、スイーッ」などと聞こえる。地鳴きは「チンチンジュクジュク」「ツピッ」など。 
10月中旬 近所で撮影。

C ホシゴイ 全長57.5p 
 「ゴイサギの幼鳥」


留鳥。
全体が灰色みを帯びた茶色である。白い班が点在しホシゴイ(星五位)と呼ばれ、2年目には背など青みがでて灰色の羽毛も出て来る。
しかしまだまだ薄く褐色の羽毛も残る。
主に夜行性で、夕方、塒を飛び立つ時には「グァ」と鳴く。
柏尾川に突然飛んで来て川を見て餌を探していたのであろう。
10月下旬 柏尾川で撮影。

D キセキレイ オス 冬羽 全長20p 

留鳥、漂鳥。 
水辺を好む黄色いセキレイ。
頭部から背中側は黒っぽい灰色、白い眉班が明瞭、腹側は黄色く足は肉色。成長期の夏羽のオスは喉が黒い。メスは白っぽい、冬羽のオスも白っぽくなり、メスの色に似る。
黄色みがやや強いのでこの写真はオスの冬羽と思われる。
さえずりは「チュチュチンチ―」 等、地鳴きは「チチンチチン」等と鳴く。ハクセキレイよりは声質が高い。
冬期は市街地の公園の水辺で見られる。
フライングキャッチによる昆虫の捕食もよく見かける。
10月下旬 柏尾川で撮影。

E ヒドリガモのペアー 全長49p


冬鳥。  
オス、メス前後に並んで泳ぐ求愛行動。
カモ類の多くは越冬中につがいを形成するので早いものはペアーが出来ている。
オスの頭の真ん中のラインが太くクリーム色になっている鴨。
全国に冬鳥として早く渡来し湖沼、池に生息する。海上で観察されることもある。
オス、メス 共に赤みが強いので和名の由来がある。「緋鳥鴨」である。
10月下旬 柏尾川で撮影。

F ジョウビタキ オス 全長 14p

冬鳥。 
何回もお辞儀をする鳥。 
冬鳥として全国に渡来する鳥であるが、北海道、長野県での繁殖記録もある。
6月に霧ヶ峰へ撮影に行った時にジョウビタキの幼鳥が4羽も現れてびっくりしたが、まさに、長野県では夏でも繁殖することを理解したのである。
オスは頭部が灰色で顔から喉、背、翼は黒く、体下面は赤味が強い橙色をしている。両翼には大きな白斑が目立つ。
「ヒッ、ヒッ、カタカタ」と鳴きながら尾羽を震わせ同時に頭を下げてお辞儀の様な行動をとる。
比較的明るく開けた環境を好む。
11月初旬 大庭小学校方面で撮影。

G オナガ 全長 37p

留鳥。 
街路樹のムクノキに群れで実をついばんでいた。また別の畑では柿の実を群れで食べていた。
繁殖期は主に昆虫類を捕食し、非繁殖期は植物の実を求めて群れで移動する。
オス、メス同色で額から後頭にかけてベレー帽をかぶった様に黒く喉は白い。翼は淡い青色で長い尾羽は淡い青色で先端は白い。
姿は美しいが声には特徴がある。
鳴き声は「ゲェーイゲェ−イ」「ギュイ、ギュイ」などと、あまりきれいではないと思われる鳴き声。
11月初旬 大庭城址公園で撮影。

H エナガ 全長14p


留鳥。 
体が小さく丸くてぬいぐるみの様にふわふわである。尾が長い。オス、メス同色。
冬季はシジュウカラ、コゲラなどと混群を形成し都市公園の林でも見られる。
ぶらさがりながら移動したりして主に動物食で、昆虫類を捕食し樹液も好む。
鳴き声は「ジュルリ、ジュルリ、ジュルり」「ヒュリリリリ」などと賑やかに鳴きながら移動しているので、エナガが来たことがすぐわかる。
11月初旬 大庭城址公園で撮影。

I オシドリ オス 全長45p

冬鳥 漂鳥。 
今泉台近くの散在が池には、10月には30羽が渡来していたそうである。姿を見かけたのは11月になってからである。
毎年、オスはなんて美しい色彩の羽を持った魅力的な鳥であろうと感動してしまう。
さらに冬が深まれば池の真ん中あたりまでもやって来るのであろう。
今回はやっと一羽がかなり遠くに出てきたところを撮影したものである。
オスは「ウィップ」「ピュイ」とつぶやくように鳴く。メスは「キュイッ」「クァッ」と大きな鋭い声を出す。時々聞こえてくる声はメスの声である。
11月中旬 散在が池で撮影。

  
     


    



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