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   2019年 春の鳥 (4月)

                写真・文:藤岡清子さん
@ ホオジロ(オス)全長17p
     

留鳥または漂鳥として北海道から九州に分布。平地から山地の草地、河原に生息。
オスの白い頬が名前の由来。メスの頬は淡褐色。
オスは木の枝や電柱に止まり「チョッピチュ・ピーチュウ・チュチュリッ」などと天を仰ぐように上を向いて繰り返しさえずる。聞きなしは「一筆啓上仕り候」「源平ツツジ白ツツジ」などが有名。
主に地上で昆虫や植物の種子を食べる。
3月のはじめ相模川沿いで撮影。

A ミコアイサ 冬鳥 全長42p 

オスの白黒の羽色が特徴的なカモ類。冬鳥として九州以北に渡来し北海道では少数が繁殖する。
主に湖沼、河川、池など淡水域に生息し、頻繁に潜水しながら小魚などを捕食する。
オスは全身が白く、これは神子の白装束に見立てたのが和名の由来。目の周囲がパンダのように黒いためパンダガモの愛称で最も人気のある種。メスは地味な茶色でカイツブリに似ている。
2月の終わりに長野県諏訪湖へ行き、かなりの数のミコアイサを観察する。

B イスカ(オス)冬鳥 全長17p

北海道から九州に冬鳥として渡来する。アトリ類、平地から山地の針葉樹林に生息。
上嘴と下嘴が先端で交差する特徴的な嘴を持つ。オスは頭部から体が暗い朱赤色、メスは全体に灰色みのある黄褐色。
樹木の種子や新芽を食べ、特に松類の種子を好む。嘴で松かさの鱗片をこじ開け、先端に固い突起のある舌で種子をすくいとって食べる。昔から「イスカの嘴」と言って物事が食い違って思うようにならないたとえがある。
2月の終わりに長野県塩尻峠で撮影。

C イカル 全長23p

留鳥または漂鳥として北海道から九州に分布。  アトリ類、平地から山地の落葉広葉樹林に生息。
仮面をかぶった様に顔が黒く嘴は太く黄色い、つばさ、尾は黒く初列風切りには白班がある。
繁殖期には「キコ、キコ、キー」というさえずりは「お菊二十四」や「月日星」などと聞きなされる。
昆虫も食べるが、主に嘴で器用に果皮をはがして種子を食べる。シイ、カシ類の堅果も丈夫な嘴で割って食べる。
2月の終わりに長野県塩尻峠で撮影。

D ウグイス 
  全長オス16p メス14p


留鳥または漂鳥として本州以南に分布、北海道では夏鳥。日本三鳴鳥の一つで春告げ鳥とも言われる。オス、メスは同色で頭部から上面がオリーブ色褐色で顔から下面はくすんだ白色。
ささの茂る林に生息。一夫多妻で繁殖し抱卵や子育てはメスの役割。
オスのホーホケキョはさえずりで縄張り宣言。ケキョケキョと鳴く谷渡りは警戒の声。チャッチャッの笹鳴きは地鳴き。動きまわるウグイスをカメラにおさめることは難しかった。
3月下旬 今泉台地蔵前の階段の木々の中で撮影。

E トビ 留鳥 
  全長オス59p、メス69p

海辺から山地まで生息し、身近な野鳥の一つ。
魚、小動物、昆虫を食べる。動物の死骸や残飯も食べる。近年は餌付けが原因で人から食物を奪うものが増えて問題になっている。
春の陽気に誘われて江の島へ出かけた時にポールの上で静かにしているトビを見つけた。そこへどうもオスらしいトビが急降下して、背中に飛び降りた。それは交尾をする目的だった様子。時間にして、とても短く、とても険しい顔をして、飛び去って行った。珍しいシーンなので撮影させてもらった。
3月下旬 江の島ヨットハーバー近く。

F バン 全長32p

関東地方以南では留鳥、関東地方以北、北海道では夏鳥。
オス、メス同色。黒い体に赤い額のクイナ類。嘴は赤く先端は黄色い。
警戒心は強いがクイナほどでない。普通に水辺で見られる。
昆虫や甲殻類、草の葉、種子など食べる。指が長いので蓮の葉の上を歩くことが出来る。足は緑黄色で水かきはないが泳ぐことが出来てたまには潜ることもある。
3月下旬 柏尾川で撮影。

G ヒクイナ 夏鳥、全長23p

顔から腹にかけて火のように赤いクイナ類。夏鳥として九州以北に渡来し、本州中部以南では越冬する個体もある。東日本では個体数の減少が著しい。
水田、湖沼、湿地に生息して明るい場所に出てくることは少ない。警戒心が強く草むらからなかなか姿を見せず観察、撮影がしにくかった。
嘴は黒く、足と虹彩は赤い。「コツ、コツ、コツ」と鳴き、徐々に早口になる。この特徴的な鳴き声は「クイナの戸たたき」と呼ばれて古くから親しまれてきた。
3月下旬 柏尾川で撮影。

H シメ(メス)冬鳥 全長19p

頭部の赤みがないこと、次列風切外縁は淡灰色であることからメスの特徴が分かる。オス、メスとも目つきが鋭く頭が大きく尾羽が短めでずんぐりして見えるアトリ類である。
主に冬鳥として全国に渡来する。平地から山地の落葉広葉樹林に生息し、冬季は市街地の公園でも見られる。
種子を好んで食べ、地上で土をほじくり返して嘴を黒くし採餌をしていた。
3月中旬 舞岡公園で撮影。

I シジュウカラ(オス)

留鳥または漂鳥として全国に分布(小笠原諸島を除く)。市街地周辺、公園、平地から山地、林に生息。
頭部は頬を除き黒色、喉の黒い部分は腹につながり黒帯になる。オスは太い、メスは細い。
とにかくよくさえずる。初鳴きはウグイスより一足早く、年の暮れにはさえずり始める。
「ツーツーピ―、ツーツーピー、」「ツツピー、ツツピー」などとさえずる。地鳴きは多様な声を出す。
庭の餌台にヒマワリの種を置いておくとそれを見つけて山から飛んで来る。何回もついばみに来て空にしてしまう。自然界にはこれからのシーズンは生餌が豊富にあるので自ら餌を探すことが出来る。その為、そろそろ餌やりは終わりにする予定。
3月終わりに庭で撮影。

  
     


    



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