下記にある、北鎌倉さこんじゅうクリニックを閉院して、
北鎌倉台バス停前の左近允医院をリニューアルし、装いを新に「SAKONJU CLINIC」として 平成28年3月より、左近允智啓先生が院長として外来の診察を行っています。

【訪問診療について】
引き続き、外来休診の時間帯にこれまで通り行っています。
*問合せ先は上記「SAKONJU CLNIC」まで


江ノ電バスが北鎌倉台バス停で折り返し運転を行っていた昭和40年代初頭に、そのバス停の真ん前に左近允医院が開業した。
以来、今泉台唯一の内科・小児科医院として「地域のお医者さん」の役割を担ってきた。左近允裕啓院長は二代目である。

その長男の智啓さんが平成25年6月に訪問診療・内科を標榜する診療所「北鎌倉さこんじゅうクリニック」を今泉3丁目（中町バス停前）にオープンした。

訪問診療とは、自宅や施設で診療を受けたいという患者さんへ定期的に訪問する診療方法である。いわゆる「往診」は患者さんの診療要請にその都度応じるものであるが、“訪問診療”の場合には患者さんの病状を継続的に診察・把握して計画的に診療を施すものであり、高齢者向け医療サービスともいえる。

智啓さんは平成3年に東海大学医学部を卒業後、東海大学病院、平塚市民病院、ふれあい平塚ホスピタル、茅ヶ崎中央病院など神奈川県内の医療機関に勤務し、“訪問診療”の経験も積んできた。日本全体で高齢化が進む中で、訪問診療の必要性がますます高くなると考え、生まれ育った土地での開業を思い立った。

地元との絆を深めるべく、医療情報発信活動にも熱心に取り組んでいる。今泉台のボランティア団体「今泉台すけっと会」と連携して在宅医療に関する講演会・相談会を定期的に開いている。北鎌倉台商店街にある介護施設「ケアサロンさくら」とは、医療と介護の相互補完のあり方についての検討を進めている。また、社会福祉法人・麗寿会が運営する「サロン・より道（今泉台7丁目）」での勉強会にも参加している。


＜取材を終えて＞

自宅で療養している患者さんや看護をしている家族にとって、大病院外来の長い待ち時間や、複数の科の掛けもちが大きな負担になっています。
また、人生の最後の時期に、「自宅で過ごしたい」、「自宅で看取りたい」という願いがなかなか叶えられないという現実的な問題もあります。

“訪問診療”という仕組みは高齢化した日本にとって、理想的な診療・介護の在り方の一つではないでしょうか。この“訪問診療”を主軸とする診療所を今泉台（今泉）に開設した左近允の若先生から、自分が生まれ育った地元を愛する気持ちが強く感じられました。

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